不動産のオンラインマーケティングにおいて、大きな期待を集めている動画広告。
ですが、その一方で、可能性を感じながらも動画広告に不明点や疑問点を抱える人もいることでしょう。
そんな方々のために、動画広告がもたらす不動産マーケティング上のメリットについてわかりやすく説明していきます。
これで、オンライン動画広告の不動産マーケティング活用への不明点・疑問点は解決ですよ。
目次
動画広告って効果があるの？
もっとも大きなクエスチョンは、オンライン動画広告の効果ではないかと思います。
物件の販売促進、会社や物件名の知名度向上・ブランディングなどを目的として、広告を出すわけですが、不動産の場合、その特性から動画広告は非常に効果的であると考えられます。
不動産の特性のひとつは、価格が高いこと。
そして、人の生活に必要な基本「衣食住」にも「住」とあるように、私たちにとってなくてはならない生きるための基礎でもあります。
またそれだけに、独立や結婚、出産といった人生の節目に関わるものでもあるのが不動産です。
こうした、高額で、生活に必要な基本であり、人生のイベントにも関わるという不動産ならではの特徴こそが、オンライン動画広告とマッチする理由なのです。
動画広告の効果・慎重な消費者に対する機会損失リスク軽減
高額であるだけに、不動産に対して消費者は慎重になりがちです。
なるべく多くの情報を手に入れて、分析しようとします。
ですが、例えば海外からの相談であったり遠方であれば、そうたびたび内見もできません。
そうでなくともコロナ禍のために、あちこち内見へ行くことを控える傾向はあるでしょう。
動画であれば、生活導線などそれまでの間取り図や写真だけではわかりにくかった情報が、オンラインでも感覚的に伝わります。
物件の動画広告は消費者が必要とする多くの情報を与えることで慎重な消費者の不安をオンラインでも解消できます。
つまり、コロナ禍や距離の問題による機会損失のリスクを軽減してくれる効果があるのです。
動画広告の効果・動画はエモーショナル
人が物を購入する際、より大きく影響するのは理論よりも感情だといいます。
つまり、理由があってそのために必要だからというニーズよりも、「欲しい」と思う感情＝ウォンツこそが購買行動をおこすのだということです。
消費の「欲しい」と思う感情を刺激するエモーショナルマーケティングに、大きな効果を発揮するのも動画です。
動画は、視覚と聴覚に同時に訴えるため、情報を情緒的に伝えるという特性があります。
エモーショナルな動画広告によって強く感情に訴えることで、消費者の「この物件が欲しい」と思う感情の後押しができるのです。
動画広告の効果・ブランディングに最適
人生のイベントにも関わることがある不動産。
消費者にとって人生のイベントに関わるような不動産物件には、数値化することのできない、目には見えない価値があるのです。
その数値化できない、目に見えない価値を求める消費者に訴えるのが、ブランディング広告。
ブランディング広告とは、社会における相対的価値をアピールするのではなく、消費者個人にとっての特別な価値をアピールする方法です。
エモーショナルな動画広告はブランディング広告に最適。
その主な理由のひとつとして、人間の脳にあるミラーニューロンと呼ばれる人まねをする神経細胞の働きがあげられます。
このミラーニューロンの人まねによりおこるのが共感。
動画の中の出来事に対してもミラーニューロンが作用し、人は共感します。
このような働きにより、動画広告は、見えざる価値への共感とブランドイメージの共有を引き起こしやすいのです。
他にも、長く印象に残りやすい、情報量が多いなどの理由により、動画広告はブランディングに適しているといわれています。
動画広告には、消費者に選ばれるためのブランディングに効果があるのです。
動画広告を見てもらえるか不安
動画広告が効果的であることはわかりましたが、その効果も視聴されてこそです。
そこで次に気になるのは、動画広告を見てもらえるのかということではないでしょうか。
このコロナ禍によるテレワーク推進などの影響で、動画視聴量は伸びているであろうことは容易に想像できるかと思います。
では、どのような分野の動画がどのくらい増えているのでしょうか。
動画配信クラウドサービス大手プロバイダー「ブライトコーブ株式会社」による「2020年第2四半期のBrightcove Global Video Indexレポート」によると、企業・マーケティング・小売業によって利用されるエンタープライズ動画の視聴回数は昨年末と比べて93％増加。
全世界、全端末で増えているそうです。
ごくごくシンプルに考えて、マーケティング分野全体での動画視聴量が二倍になったと考えることができます。
これはコロナ禍の現在だけかというと、そうでもなさそうです。
「Brightcove Global Video Indexレポート」担当の主席アナリスト・Jim O’Neill氏が語るところによると、
「ここで重要なことは、企業や小売業者が動画利用を進めることは、コロナ禍における一時的な対応ではないことです。
他のテクノロジーが変化していくことと同様に、動画より優れたテクノロジーが出現するまでは、継続的に利用され続けるでしょう。」
ということで、今後もこの傾向は続くと見られています。
つまり、動画広告は「見られるチャンス」が増え続けているということです。
動画集客が心配ならSNS展開
しかし、多くの人々が動画視聴をしているとはいえ、見つけられなくては動画広告を見てもらえません。
動画集客が心配なら、SNS展開という方法があります。
SNSは、ユーザー同士による拡散がその特徴。
また、最近では調べ物をする際にSNSを検索する人が増えています。
つまりSNS上では、
- 動画広告の拡散により広く人目につくようにもなる
- 検索されることにより必要なターゲットにピンポイントに動画広告が届く
という、動画集客のための二つのメリットがあります。
継続的な動画集客に期待するならコンテンツマーケティング
継続的に動画を視聴してもらい、顧客ロイヤリティを高めて、愛着を持ってもらうことで今後選んでもらえる企業になる、長いつきあいのできる企業になるという方法もあります。
オフィシャルアカウントを設けて、定期的に動画を配信することでコンテンツマーケティングが可能になります。
- 物件の紹介
- 会社の紹介
- 不動産についての知識
などを織り込むことで、プロフェッショナルとしての信頼性をアピールできるなど、非常に多様な可能性があります。
コストが心配
動画広告のコストが心配と考える人もいるかもしれません。
しかし、オンラインで多くの情報を世界中へ伝えることができる動画広告は、非常に有効な機会損失の防止策となってくれます。
さらに動画は記憶に残りやすいうえ、SNSなどで拡散されれば非常に多くの人の目に触れることから、潜在顧客へのアピールにもなるのです。
アップロードすれば365日24時間、世界中へ向けて配信され続ける動画広告は、コストパフォーマンス的に優れているといえるでしょう。
最後に
不動産動画作成でよくあるお悩みBEST3
- 外注はコストが高い
- 社内に編集できる人がいない
- 不動産動画集客の知見がない
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