今年は新型コロナウイルスにより人類史上稀にみる危機に直面し、人の移動や人との接触活動が大きく制限されるようになりました。
不動産業界においても、以前は当たり前であった実際にお客様と一緒に物件を見て回るような営業ができなくなっています。
不動産というのは、一般の小売商品と違い非常に高額なものであるため、簡単に決断を下すことができない商品です。
そのため、お客様が実際に自分の目で確かめることが困難な現在の状況は、不動産を購入するまでに踏み切れない難しい状況となっています。
そんな状況を解決するために、今注目されているのが、動画による物件紹介をオンラインで提供するサービスです。
現在の厳しい状況だからこそ、その効果をより発揮することができるオンラインによる動画集客の特徴や、マーケティングにおいてのブランディングのメリットを解説していきます。
目次
1.文字よりも動画が効果的なのはなぜ?
デジタル技術の発展により、スマホやパソコンを使ってインターネットから情報を取り入れることは老若男女問わず当たり前の時代となっています。
これにより、以前は紙媒体で得ていた情報を、動画コンテンツで見る機会が極端に増えました。
なぜ紙媒体のような文字よりも、動画の普及率が上がっているのかというと、文字よりも動画のほうが得られる情報量が圧倒的に多いからです。
例えば、お花見で賑わっている様子を伝える場合はどうでしょう。
文字であれば、○○公園で桜が満開となりお花見をする人で賑わっていて…というようにズラズラと文字を並べなければならず、臨場感も伝わりづらいです。
しかし、動画であれば桜が満開になり賑わっている映像を流せば、誰の目にもその様子が伝わります。
物件紹介の情報でも、間取り図や写真だけでは細かい様子が伝えられず、実際の状況とギャップを感じてしまう場合もあります。
ですが、動画であれば、部屋の奥行や日当たりの良さなどより多くの情報を伝えることができます。
詳細な情報というのは、
- お客様がより鮮明な物件のイメージを行うアシストをすることができる
- その後の問い合わせや内見など、お客様の物件購入の行動へとつながりやすい
という効果があります。
2.動画による企業ブランディングの効果
ブランディングは、自社へ良いイメージを作り企業価値を高めるためのマーケティングにおいての重要な要素となります。
企業ブランディングとは、あるテーマを思い浮かべた時に特定の企業名や商品名、店名などを多くの人がイメージできるようにすることです。
例えば、子供を連れて行って喜ばれるテーマパークといえば、多くの人が「ディズニーランド」と答えるでしょう。
また、高級車といえば「ベンツ」を思い浮かぶ方も多いと思います。
例えていえばそういうことであり、ブランディングの強さは企業の知名度に直結します。
また、人は同じようなものが並んでいた時に、よく知っているものや馴染みが深いものを選ぶ傾向があります。
よって、ブランド力を強化して知名度を上げていくことは、その企業の価値の向上に強くつながっていきます。
不動産業界でいえば「物件探しならこの会社」として多くの方から名前が挙がる企業となれば、大きなブランディングの効果を得られるようになるでしょう。
逆にいえば、よく知られていない企業というのはお客様が選ぶ選択肢の中にも入っていけません。
どんなに良いサービスを提供していても、まったく浸透していかないのです。
それだけ、ブランディングの強化というのは企業にとって必要な対策になります。
3. 動画を作っても結果がついてこない失敗例
動画が効果的であるといっても、どんな動画でもいいわけではありません。
例えば、ポータルサイトに載せているような写真をただ並べて、スライドショーのように動画仕立てにしてもあまり効果がありません。
お客様が動画を使って知りたい情報というのは、実際に自分が内見を行っているような視点で作られている臨場感がある動画です。
- 玄関から入りどういった感じで部屋につながっているのか
- 日当たりはどれくらいあるのか
- 外からの騒音はどれくらいあるのか
など、実際に部屋に入った様子について、動画ならではの視覚、聴覚を使って感じられる部分を伝える。
そういう部分を伝えられてこそ、オンライン動画で集客を行う意味が出てくるのです。
まずは、
- お客様のニーズがどこにあるのか
- その物件についてどんな情報を知りたいのか
ということをまとめましょう。
そのあと、ターゲットを明確にしたうえで、それに対して答えとなるような動画を作成することが必要となります。
4.動画作成で押さえるべきポイント
動画の構成を考える
物件紹介動画をどういった構成で組み立てていくのか、企画段階で決めておく必要があります。
基本的には内見を行うときにお客様に物件の説明をするような流れで組み立てていくのが一番分かりやすいでしょう。
それを動画内でどういった時間配分で組み立てていくかを決めていきますが、制作会社に頼むような場合には、構成のテンプレートがある場合があります。
テンプレートを使えば、ある程度決まった流れで作ることができます。
したがって、ゼロから作るよりも悩むことがなく、費用も安くあげられます。
予算に合わせた撮影費用を考える
クオリティーの高い動画を作るには、それ相応の費用がかかります。
- 撮影にどういった機材を使うのか
- 動画内でモデルをキャスティングするかどうか
といったさまざまな要素で撮影費用は大きく異なります。
動画の企画段階でどれだけの予算がかけられるか、というところから、動画内のどの部分に力を入れておくのか決める必要があります。
効果的な編集を行う
動画を撮影した際にそのままつなぎ合わせて完成させてしまうと、つながり部分に違和感を与え閲覧途中の離脱につながってしまう可能性があります。
そういった離脱を防ぎ、動画を見ているお客様に分かりやすいように、撮影した動画を編集する必要があります。
- 見ている人が自然に思えるような動画の自然なつなぎ合わせを行う
- 場面ごとに内容の説明を行うために効果的なテロップをいれる
などさまざまな編集方法があり、同じ動画内容でも編集の仕方でまったく印象の違うものに仕上げることもできます。
5.物件紹介以外の動画コンテンツの活用
物件探しを行っているお客様向けの動画を配信する以外にも、自社の企業概要の紹介なども同じ動画コンテンツで紹介していくことが効果的です。
企業理念や企業情報というのは文字だけで表現すると、どこも同じような内容になってしまい差別化ができません。そこで、
- 実際に社員が働いている様子
- 社長の思い
などを動画で発信することによって、お客様の目を惹きやすくなり、親しみも生まれる可能性があります。
動画でお客様に対する丁寧な対応を示せば、企業イメージの向上に直結し、お客様との距離を縮めることにもつながります。
6.まとめ
現在新型コロナの影響で厳しい状況ではありますが、動画コンテンツを使って自社のブランド力を高めていければ、オンライン動画に高く関心が集まる時期でもあります。
いわば、今まで以上に他社との差別化を行えるチャンスでもあるわけです。
動画を使って、お客様により詳細な情報を伝え、自社のポジティブな情報を配信していくことは、企業のブランド力を強化するというマーケティングの観点でも大きな意味があります。
今まで以上の新たな企業価値を創出し、お客様に訴求していく為には、動画集客は非常によいツールだと言えます。
最後に
不動産の広告を掲載するときに、どんなことを考えるでしょうか。
- どのような年齢の方をターゲットにするか
- 性別を焦点にして掲載することは可能なのか
ということも考えると思います。
動画広告なら、従来の静止画広告よりも、多くの情報を一気に押し出すことが可能です。
年齢・性別・地域・興味・関心などを絞り込んで、ターゲット層を明確にすることができます。
不動産の動画広告なら、ぜひオピア動画にお任せください。
経験豊富なマーケターがお悩みを詳しくお聞きいたします。
ご相談はお気軽に、いつでもこちらからお待ちしております。